ミシマ社

本紹介

在庫1点、ここだけの1冊。のこのこ書店の”二度と並ばない”本、3冊

本屋の棚を見ていると、たまに「この1冊、売れたらもう次は入らないかもしれない」という本に出会います。大型書店なら注文すれば何冊でも取り寄せられますが、のこのこ書店は新書と古本を少量ずつ扱う小さな店。だからこそ「在庫1点」の本には、ここでしか...
本紹介

松村圭一郎『小さき者たちの』— 人類学者が見つめる「共生」の哲学【ミシマ社】

松村圭一郎『小さき者たちの』(ミシマ社)——このタイトルは、途中で終わっている。 「小さき者たちの、何?」と思いながらページをめくると、著者はその答えを用意していない。代わりに、世界の「辺境」や社会の「隅っこ」に生きる人たちとの出会いが、静...
ニュース

なぜ今、日常エッセイが面白いのか?── のこのこ書店の棚から読む2026年の出版トレンド

本屋のこのこ書店の棚を眺めていると、ある傾向に気づきます。くどうれいん『桃を煮るひと』、ひらいめぐみ『転職ばっかりうまくなる』、中島岳志『思いがけず利他』……。並べてみると、これらはすべて「日常を丁寧に観察し、言葉にする」という共通の衝動か...
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中島岳志『思いがけず利他』——「してあげる」の先にあるもの

「利他」とは、他者のために行動すること。でも本書を読み終えると、その言葉の意味が根底からひっくり返される気がします。 政治学者・中島岳志氏の『思いがけず利他』は、コロナ禍という時代を背景に生まれた思想エッセイです。タイトルが示す通り、著者が...
本紹介

犬のうんちとわかりあう 感想│新刊を書店員が読んだ正直レビュー

書名:犬のうんちとわかりあう著者:三好愛出版社:ミシマ社発売日:2026年6月15日(168ページ) 「うんち」というタイトルに、正直ひるんだ。でも、それが狙いだった 書店員として、本が棚に並ぶ前から気になっていた一冊がある。三好愛さんのエ...
本紹介

朽ちて死ぬ自由─老いを「解体」することで、はじめて見えてくるもの

村瀨孝生『朽ちて死ぬ自由』の感想をのこのこ書店スタッフが紹介。介護施設代表が語る「老い方研究」は、老いを受け入れるのではなく解体する一冊。村瀨孝生 本 おすすめ。
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朽ちて死ぬ自由─老いを「解体」することで、はじめて見えてくるもの

村瀨孝生『朽ちて死ぬ自由』の感想をのこのこ書店スタッフが紹介。介護施設代表が語る「老い方研究」は、老いを受け入れるのではなく解体する一冊。村瀨孝生 本 おすすめ。
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ぼけと利他─認知症を「失う」のではなく「余白が広がる」と見たとき

伊藤亜紗・村瀨孝生『ぼけと利他』の感想をのこのこ書店スタッフが紹介。認知症を「欠如」ではなく「余白」として捉え直す視点。認知症 本 書店員おすすめの一冊です。
お気に入りの本たち

くどうれいん『桃を煮るひと』——台所から始まる、やさしい世界の発見

台所に立って、桃を煮る。ただそれだけのことが、どうしてこんなに特別なことのように思えるのだろう。 くどうれいんのエッセイ集『桃を煮るひと』を読み終えて、しばらくそのことを考えた。料理でも、手紙でも、散歩でも——誰かのために、あるいは自分のた...