ミシマ社

お気に入りの本たち

くどうれいん『桃を煮るひと』——日常のなかに宝石を見つけるエッセイ集【書評】

くどうれいんの文章は、読んでいるとふと静かな気持ちになる。 詩人として、小説家として活躍する彼女の、初めてのエッセイ集が『桃を煮るひと』だ。ミシマ社から2020年に刊行され、静かな話題を呼んだ一冊。 日常のなかに宝石を見つける 岩手での暮ら...
本紹介

中島岳志『思いがけず利他』——「してあげる」の先にあるもの

「利他」とは、他者のために行動すること。でも本書を読み終えると、その言葉の意味が根底からひっくり返される気がします。 政治学者・中島岳志氏の『思いがけず利他』は、コロナ禍という時代を背景に生まれた思想エッセイです。タイトルが示す通り、著者が...
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書店員が手を止めた。「犬のうんちとわかりあう」三好愛(ミシマ社)

「犬のうんちとわかりあう」——この本が入荷してきたとき、正直、声に出して笑った。 ミシマ社から届いた段ボールを開けて、そのタイトルを見た瞬間、思わず「なにこれ」とつぶやいてしまった。それが、この本との出会いだった。 そのタイトルに、やられた...
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「桃を煮るひと」くどうれいん──日常のひだに宿る、言葉の力

本棚に一冊、くどうれいんを置いておきたい。 詩人・小説家として知られるくどうれいんの初エッセイ集『桃を煮るひと』(ミシマ社)は、日常のひだに宿る言葉を丁寧に拾い上げた一冊です。大手ではなく、独立系出版社ミシマ社から出ているこの本は、手に取っ...
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犬のうんちとわかりあう 感想│新刊を書店員が読んだ正直レビュー

書名:犬のうんちとわかりあう著者:三好愛出版社:ミシマ社発売日:2026年6月15日(168ページ) 「うんち」というタイトルに、正直ひるんだ。でも、それが狙いだった 書店員として、本が棚に並ぶ前から気になっていた一冊がある。三好愛さんのエ...
お気に入りの本たち

「桃を煮るひと」くどうれいん——日常という奇跡を、丁寧に掬い取るエッセイ

くどうれいんさんの文章を初めて読んだとき、「こんな言い方があったのか」と思った。日常の、ごく当たり前の瞬間——桃を煮る、猫を眺める、友人と笑う、朝ごはんを食べる——が、くどうさんの手を通ると、まるで宝石のように輝いて見える。 「桃を煮るひと...
お気に入りの本たち

日常に潜む小さな奇跡——くどうれいん『桃を煮るひと』が教えてくれること

「桃を煮るひと」というタイトルを見たとき、何を想像しましたか? 台所で、大きな鍋を前に、桃をぽとりと湯の中に落とす。湯気が立ち上り、甘い香りが部屋に漂う。そんな、ありふれた、しかし何か特別な時間の断片が浮かびませんか? くどうれいんのエッセ...
本紹介

朽ちて死ぬ自由─老いを「解体」することで、はじめて見えてくるもの

村瀨孝生『朽ちて死ぬ自由』の感想をのこのこ書店スタッフが紹介。介護施設代表が語る「老い方研究」は、老いを受け入れるのではなく解体する一冊。村瀨孝生 本 おすすめ。
本紹介

ぼけと利他─認知症を「失う」のではなく「余白が広がる」と見たとき

伊藤亜紗・村瀨孝生『ぼけと利他』の感想をのこのこ書店スタッフが紹介。認知症を「欠如」ではなく「余白」として捉え直す視点。認知症 本 書店員おすすめの一冊です。
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朽ちて死ぬ自由─老いを「解体」することで、はじめて見えてくるもの

村瀨孝生『朽ちて死ぬ自由』の感想をのこのこ書店スタッフが紹介。介護施設代表が語る「老い方研究」は、老いを受け入れるのではなく解体する一冊。村瀨孝生 本 おすすめ。