生きるって、なんでしょうね。
私たちは毎日、目まぐるしく流れる時間の中で、仕事や家事、子育て、介護、そしてパートナーとの関係に追われ、時には自分のことさえ後回しにしてしまいがちです。
ふと立ち止まって「私って、このままでいいのかな?」「これから、どう生きていこう?」と考える瞬間、胸の奥に漠然とした不安や、でも同時に小さな希望の火が灯るのを感じることはありませんか?
そんなあなたの心に寄り添い、そっと背中を押してくれるような一冊と、その背景にある素敵な生き方に出会いました。
還暦で出版、新しい人生の扉を開いた一冊
先日、あるプレスリリースを目にして、心がじんわりと温かくなりました。
58歳で35年余り勤めた会社を早期退職し、還暦を迎え「終活の一歩」としてエッセイを出版されたという、えびすやのじゅんこさんの物語です。
そのタイトルがまた、なんともチャーミング。「うちのダンナ」。
「わかる〜」「そんなこともあるよね!」という日常の出来事が満載だというこのエッセイは、きっと多くの女性が頷き、笑い、そして時に深く共感するだろうと想像できます。
メールを読んだ時、真っ先に思ったのは「終活」という言葉のポジティブな響きでした。
一般的に「終活」と聞くと、人生の終わりを意識するような、少し物悲しいイメージを持つかもしれません。
けれど、えびすやのじゅんこさんの場合は、まさにその言葉の真逆。
人生の最終章に向けて、これまでの人生を振り返りながらも、新しい自分を見つけ、新しい挑戦を始めるための「序章」を鮮やかに彩る行為だと感じました。
「うちのダンナ」から見えてくる、本当の「私」
「夫婦は会話なくても分かり合える…阿吽の呼吸なんて夢のまた夢。」
「どうしてこちらの気持ちが分からないの?」「うちのダンナがヘン?私がオカシイ?」
えびすやのじゅんこさんの言葉には、多くの女性が一度は抱いたことのある、パートナーへのモヤモヤとした感情が凝縮されていますよね。
私も思わず「そうそう!」と声を上げそうになりました。
でも、このエッセイの素晴らしいところは、そこで終わらないことです。
ダンナさんの納得できない部分を並べ立てようと思って書き始めたエッセイが、いつの間にか「それだけでは自分がつまらない」と感じ、好きなことをまとめていったら「ワクワクが止まらない!」に変わっていったというのです。
還暦から始めたマラソン、フラダンス。お酒も好きで、好きなこと・好きなものがたくさんある。
そして、気づけば「ダンナとの生活も悪いことばかりではなかった。私を否定しないでいてくれる。それなりに充実していたかも?」という境地にたどり着く。
これって、私たちに本当に大切な気づきを与えてくれます。
パートナーシップの悩みって、結局は自分自身の内面と向き合うことなんですよね。
相手を変えようとするよりも、まずは自分が何に喜びを感じ、何を大切にしたいのかを知ること。
そして、自分自身の「好き」や「ワクワク」を追い求めることで、周りの景色や相手の見え方まで変わっていく。
えびすやのじゅんこさんのエッセイは、そんな心の変化の軌跡を教えてくれているようです。
年齢を言い訳にしない、新しい「私」との出会い
30代、40代、50代と年齢を重ねる中で、「もう若くないから…」「今さら新しいことなんて…」と、私たちは無意識のうちに自分自身にブレーキをかけてしまうことがあります。
でも、えびすやのじゅんこさんの「還暦からはじめたマラソン、フラダンス」という言葉は、そんな心の壁を軽々と飛び越えてくれます。
年齢は、新しい挑戦を諦める理由にはならない。
むしろ、これまでの人生で培ってきた経験や知恵があるからこそ、より深く、より豊かに新しい世界を楽しむことができるのだと、彼女は身をもって示してくれています。
もちろん、いきなりマラソンやフラダンスを始めるのはハードルが高いかもしれません。
でも、例えば「ずっと気になっていたカフェに行ってみる」「昔読んでいたジャンルの本をまた開いてみる」「オンラインで新しいことを学んでみる」など、ほんの小さな一歩からでいいのです。
大切なのは、「私」がワクワクすること、心がときめくことに意識的に目を向けること。
「うちのダンナ」という日常の出来事から、自分の感情を見つめ、好きなことを見つけ、人生を豊かにしていく。
それはまさに、私たちの人生後半戦を、自分らしく、心豊かに生きるための「私」の育て方そのものだと感じます。
えびすやのじゅんこさんのエッセイは、アラ還の人だけでなく、夫婦関係に悩む人、これからワクワクしたいと願うすべての女性に、きっと温かい光を届けてくれることでしょう。
さあ、あなたも今日から、小さな「ワクワク」の種を見つけて、自分だけの花を咲かせてみませんか?
その一歩が、きっとあなたの「生きる」を、もっと深く、もっと鮮やかにしてくれるはずです。
心に灯をともす、今日の一冊
えびすやのじゅんこさんのエッセイが教えてくれるのは、日々の出来事や心の揺れ動きの中に、自分自身の喜びや生きるヒントが隠されているということ。
そんな気づきと共鳴するように、今日ご紹介したいのは、森下典子さんの『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』です。
この本は、二十歳から「お茶」を習い始めた著者が、その道のりの中で見つけ出す、季節の移ろいや心の変化、そして日々の暮らしのささやかな喜びを描いたエッセイです。
「お茶」という日本の伝統文化を通して、私たちは「五感を研ぎ澄ますこと」「時の流れに身を委ねること」「完璧でなくとも、今あるがままを受け入れること」といった、現代を生きる私たちが忘れがちな大切な教えに触れることができます。
「うちのダンナ」のえびすやのじゅんこさんが、夫婦関係のモヤモヤから、自分の「好き」を見つけ、人生を謳歌していく姿は、まさにこの「日日是好日」の精神と重なります。
雨の日には雨の日の、雪の日には雪の日の趣があるように、人生には様々な日があります。
どんな日も、どんな状況も「好日(いい日)」だと受け入れる心境は、日々の暮らしの中に確かな幸福を見出すことに繋がります。
忙しない日々の中で、つい「やらなくちゃ」に追われてしまう私たちに、この一冊は「ただ、そこにいること」の豊かさをそっと教えてくれます。
えびすやのじゅんこさんのエッセイで「クスッ」と笑い、新たな一歩を踏み出す勇気をもらったら、この本で、ご自身の心の奥深くに、静かで温かいお茶を一服点ててみませんか?
きっと、あなたの「生きるを考える」旅に、穏やかな光を灯してくれるはずです。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000557.000046294.html

