愛することの、狂おしさを── 僕のマリ『いかれた慕情』

「いかれた」という言葉は、普通なら批判的なニュアンスを持ちます。でも「慕情」と並んだとき、それはまったく違う色を帯びます。深く、狂おしいほど誰かを思う感情の強度を表す言葉に変わる。

本書は「常識のない喫茶店」(百万年書房)でも話題を呼んだ僕のマリによる小説です。青春の光と影、繊細な感情と葛藤──現代を生きる人間の内面を、くっきりとした言葉で書き抜いた一作です。

傷つくことを、怖れない

僕のマリの文章には、傷つくことを恐れない正直さがあります。「いかれているほど誰かを慕う」という経験は、誰しも人生のどこかで持ったことがあるはずです。でも、そのことを言葉にすることを多くの人はためらう。

本書はその「書きにくいもの」に正面から向き合った小説です。繊細な感情の揺らぎが、逃げることなく刻まれています。

百万年書房という選択

出版社は百万年書房。東京を拠点とする独立系小出版社として、個性的な書き手を丁寧に送り出してきました。当店ではひらいめぐみ『転職ばっかりうまくなる』も同社から仕入れており、この出版社の眼力を信頼しています。

こんな方に届けたい

  • 「常識のない喫茶店」を読んで僕のマリのファンになった方
  • 感情を正直に、誠実に書いた現代文学を求めている方
  • 百万年書房の本を集めている方
  • 「恋愛小説」という枠に収まらない、感情の文学が好きな方

在庫:残り1冊。¥1,870(税込)

のこのこ書店では、感情を誠実に書いた小説・エッセイを中心に仕入れています。

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