本紹介 愛することの、狂おしさを── 僕のマリ『いかれた慕情』 「いかれた」という言葉は、普通なら批判的なニュアンスを持ちます。でも「慕情」と並んだとき、それはまったく違う色を帯びます。深く、狂おしいほど誰かを思う感情の強度を表す言葉に変わる。 本書は「常識のない喫茶店」(百万年書房)でも話題を呼んだ僕... 本紹介
本紹介 言葉が先を歩いていく── 椛沢知世『あおむけの踊り場であおむけ』 タイトルを、声に出してみてください。「あおむけの踊り場であおむけ」──繰り返しの言葉が、不思議なリズムを刻みます。そしてふと気づく。「踊り場」とはどこのことだ? 「あおむけ」とはどういう状態だ? 読む前から、もう思考は動き始めています。 書... 本紹介