百万年書房

お気に italijanの本たち

ひらいめぐみ『転職ばっかりうまくなる』——働くことへの正直な記録【書評】

「転職ばっかりうまくなる」——このタイトルを見た瞬間、笑いと少しの共感が混じった気持ちになった人は多いんじゃないか。ひらいめぐみによるエッセイ集。百万年書房から刊行されたこの本は、働くことへの正直な記録だ。転職は「迷い」じゃない、という話社...
本紹介

愛することの、狂おしさを── 僕のマリ『いかれた慕情』

「いかれた」という言葉は、普通なら批判的なニュアンスを持ちます。でも「慕情」と並んだとき、それはまったく違う色を帯びます。深く、狂おしいほど誰かを思う感情の強度を表す言葉に変わる。本書は「常識のない喫茶店」(百万年書房)でも話題を呼んだ僕の...
本紹介

何度転職しても満たされないあなたへ——ひらいめぐみ『転職ばっかりうまくなる』

「また、転職しようとしている」そう思い始めた瞬間に、ふと気づく。これって、何回目だろう。職場は変わった。肩書きも変わった。給料も、通勤ルートも、名刺のデザインも変わった。なのに、どこか変わっていないものがある。それが何なのかわからないまま、...
本紹介

百万年書房の小説を、島根の本屋から。僕のマリ『いかれた慕情』

本屋をやっていると、「この出版社の本を並べたい」と思う瞬間がある。 百万年書房、という出版社を知っているだろうか。2016年に立ち上げられた独立系の出版社で、ひらいめぐみ、僕のマリ、確かな質感を持った書き手たちの言葉を本にしてきた。大手書店...