【新刊紹介】10代の心を揺さぶる青春と恋の物語『君と、この世界はビター&スイート』『傷つくだけの恋だとしても』が同時発売

株式会社双葉社の文庫レーベル「双葉文庫パステルNOVEL」から、10代向けの青春小説2作品が2025年6月11日に同時発売されました。テーマは“自分らしさ”と“切ない片想い”。現代の若者の心情に寄り添い、共感を呼ぶ内容となっています。

『君と、この世界はビター&スイート』——「自分らしさ」を見つけるための一歩

著者・水月つゆさんによる本作は、無個性な女子高生・園田葵が「女子力高め」な男子高校生と出会い、変化していく姿を描いた青春小説です。

葵は日常の中で常に周囲に合わせることを選び、「自分らしさって何だろう」と悩み続けています。そんな彼女が、ある日ふと書いた「SOSレター」を落としてしまうことから、運命的な出会いが始まります。

読者は、他人の目を気にして自分を押し殺してしまうような日々に共感しながら、「本当の自分」をどう表現するかについて考えるきっかけを得られるはずです。

書籍情報(『君と、この世界はビター&スイート』)

著者:水月つゆ

発売日:2025年6月11日

判型:A6判

定価:704円(税込)

出版社:双葉社

『傷つくだけの恋だとしても』——登場人物“全員片想い”のせつない短編集

小桜菜々さんによる『傷つくだけの恋だとしても』は、登場人物全員が「片想い」に苦しむ、高校生たちの恋愛群像劇。
誰かを思うことの苦しさ、それでも「好き」と感じてしまう切なさが丁寧に描かれています。

6つの短編からなる本作では、中学時代の初恋、親友への複雑な感情、自分に自信が持てない思いなど、10代ならではの心の揺れが凝縮。読む人の記憶や今の感情にそっと寄り添ってくれる内容です。

「絶対に順番に読んでください」という著者の言葉どおり、1話ずつ心を預けながら読み進めたい一冊です。

書籍情報(『傷つくだけの恋だとしても』)

著者:小桜菜々

発売日:2025年6月11日

判型:A6判

定価:726円(税込)

出版社:双葉社

特設サイト:双葉社パステルNOVEL特設ページ

著者について

水月つゆ
『だから私は、今日も猫をかぶる』で注目を集めた作家。人の心の機微を描く力に定評があり、若い世代を中心に支持を集めています。

小桜菜々
『またね。』でデビュー以降、数多くの恋愛小説を執筆。思春期の感情をリアルに描く作風で人気を集めています。

まとめ:等身大の心に響く“青春”と“恋”の物語

「誰かと比べてしまう自分」「言葉にできない想い」「一歩踏み出せない感情」――
そんな10代のリアルな悩みを物語として昇華した2作品は、読む人の心に優しく寄り添い、勇気をくれるはずです。
“今”を生きる若者にも、かつての自分を思い出したい大人にも、おすすめできる一冊です。

本記事は双葉社のプレスリリースをもとに作成しました。