株式会社新興出版社啓林館の文研出版レーベルより、天川栄人さんによる最新作『ぼくたちの卒業写真』が、2025年6月11日に全国書店で発売されました。卒業アルバムの写真撮影をきっかけに、中学生が出会い成長する物語です。
卒業写真に込めた“自由と個性”
主人公の蔵木(クラキ)は、「暗すぎクラギ」と呼ばれ、クラスでも控えめな存在。そんな彼の元に、学年一の人気者・星野が提案するのは、「もっと自由に、自分らしい卒業写真を撮ろう」というもの。彼の実家が卒業アルバム制作を手がける写真館で、蔵木は渋々カメラを構えます。しかし、撮影を進めるうちに一人ひとりの個性が浮かび上がり、心の交流が生まれていきます。
心の距離を縮める写真のチカラ
本作のテーマは、「決めつけ」ではなく「本当の理解」。蔵木は撮影を通じて、他人の表情に隠された想いや葛藤を感じ取り、自身の殻も少しずつ破っていきます。同級生との衝突や協力を経て、写真を手がかりに本音で向き合う姿は、生きる上で大切な成長の瞬間を描き出します 。
著者・天川栄人さんについて
岡山県出身。京都大学大学院修了の経歴を持つ。
『セントエルモの光』シリーズで日本児童文芸家協会賞を受賞。
最新作に先駆け『わたしは食べるのが下手』が読書感想文コンクールの課題図書に選ばれているなど、高い評価を得ています。
今回は、中学生という繊細な時期に向けて、写真をテーマにした優しく説得力のある物語を届けます。
書籍情報
タイトル:『ぼくたちの卒業写真』
著者:天川栄人
イラスト:くまおり純
発売日:2025年6月11日
価格:1,760円(税込)
判型:四六判
対象読者:中学生以上
ISBN:978-4-580-82695-3
出版社:新興出版社啓林館(文研出版)
全国書店およびオンライン書店にて購入可能です。
こんな人におすすめ
卒業という節目を迎える中学生や高校生
写真やアルバム制作に関心のある読者
繊細な少年少女の成長を丁寧に描いた物語を読みたい人
多様な価値観と向き合う機会を作品から得たい大人
まとめ
『ぼくたちの卒業写真』は、卒業という瞬間を写真を通して描く青春小説です。主人公・蔵木が他者と本音で出会い、学ぶ姿は、多くの読者にとって共感と温かな余韻をもたらすでしょう。
卒業アルバムのように、一人ひとりの個性が輝く一冊をぜひ手に取ってみてください。
本記事は新興出版社啓林館によるプレスリリースをもとに作成しました。
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000289.000032562.html