こんにちは。東京は少しずつ春の兆しが見え始め、心なしか軽やかな気分になりますね。とはいえ、季節の変わり目は、知らず知らずのうちに心身に負担がかかりやすいもの。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私たちは皆、日々の暮らしの中で「なんとなく」の不調を感じることがありますよね。朝起きても疲れが取れない、気分が沈みがち、季節の変わり目に頭痛がする……。病気と診断されるほどではないけれど、決して快適ではない状態。そんな時、「どうすればこのモヤモヤから抜け出せるのかしら」と、漠然とした不安を抱えることもあるかもしれません。
食べることは、生きることそのもの
私たちが「生きる」ことを考える時、避けては通れないのが「食」の問題です。何を食べるか、どう食べるか。それは、単に空腹を満たす行為以上の意味を持っています。私たちの心と体は、食べたものでできていますから。そして、その「食」を通して、自分自身を深く慈しむことができるとしたら、こんなに素晴らしいことはないと思いませんか?
最近、NHKドラマ「しあわせは食べて寝て待て」をご覧になって、薬膳の世界に興味を持たれた方も多いのではないでしょうか。主人公のさとこさんが、季節の移ろいに合わせて食材を選び、丁寧に食事を準備する姿は、多くの女性の心に温かい灯をともしてくれたことでしょう。私もその一人です。あのドラマを見て、「私も自分だけの薬膳食材帖が欲しいな」と、胸の奥でそっと願ったものです。
「病気の一歩手前」に寄り添う薬膳の智慧
薬膳と聞くと、なんだか難しそう、特別な食材が必要なのでは、と思われるかもしれませんね。でも、決してそんなことはありません。薬膳とは、「病気の一歩手前のちょっとした不調」を、毎日の食事で改善していくという、古くから伝わる優しい智慧なのです。私たちの周りにある身近な食材にも、それぞれが持つ素晴らしい効能があります。その効能を知り、自分の体やその時の季節に合わせて選んで食べる。ただそれだけで、心身のバランスを整えることができるのです。
考えてみれば、私たちの体は自然の一部です。月の満ち欠け、風のそよぎ、太陽の光。季節の移ろいとともに、私たちの体もまた変化していきます。寒さで免疫力が下がる冬、血行が悪くなり気分が落ち込みやすくなる早春、梅雨の湿気で頭痛がする季節……。季節ごとに異なる「気になる不調」があるのは、ごく自然なことなのです。大切なのは、その変化に気づき、優しく寄り添ってあげること。それが、自分を大切にする「ご自愛」の一歩ではないでしょうか。
心と体を解き放つ、新たな羅針盤
そんな「なんとなく不調」に寄り添い、日々の食卓にそっと光を当ててくれる一冊と出会いました。それが、本日ご紹介する『12か月の薬膳食材帖』です。国際中医薬膳師であり、発酵料理家でもある山田奈美さんが、月ごとの「気になる不調」と、それをやわらげてくれる食材、そしておいしい食べ方のヒントを、なんと150点もの食材にわたって解説してくださっています。
この本の素晴らしいところは、その「分かりやすさ」と「美しさ」です。全編イラストで構成されており、ページをめくるだけで癒されます。専門知識がない私でも、「ああ、今の私に必要なのはこれかしら」と直感的に食材を選ぶことができる。それはまるで、心と体を解き放つための羅針盤のようです。208ページという圧倒的なボリュームは、まさに永久保存版。一家に一冊あれば、ご家族それぞれの体調に合わせたごはん作りに大いに役立つことでしょう。忙しい日々の中で、家族の健康を守りたいと願う私たちにとって、心強い味方になってくれるはずです。
「生きる」を味わい尽くすために
この本は、単なるレシピ本ではありません。日々の食事を通じて、自分自身の体と心に丁寧に向き合う時間を与えてくれる、いわば「生きるための教科書」だと私は感じています。季節の恵みに感謝し、その力を借りて心身を整える。それは、ただ健康になるだけでなく、日々の小さな変化に気づき、感謝し、人生をより深く味わい尽くすことにつながるのではないでしょうか。
「なんとなく不調」を感じたとき、すぐに薬に頼るのではなく、まずは自分の食卓を見直してみる。そんな柔らかな視点が、私たちをより健やかで、心豊かな暮らしへと導いてくれるはずです。さあ、あなたもこの一冊を手に、自分を慈しむ新しい「食べる薬膳」の旅を始めてみませんか。きっと、食卓が、そしてあなたの毎日が、もっと優しく、温かいものに変わっていくことでしょう。
心に灯をともす、今日の一冊
本日ご紹介するのは、山田奈美さんの『12か月の薬膳食材帖』です。
なぜこの本をおすすめしたいかというと、まさに「生きるを考える」上で、私たちが最も身近に取り組める「食」の側面から、具体的なヒントと心の安らぎを与えてくれる一冊だからです。NHKドラマで薬膳に興味を持ったけれど、何から始めていいかわからないと感じていた方にとって、この上ない入門書となるでしょう。イラストが豊富で見ていて飽きず、難解な薬膳の知識を、まるでお料理雑誌を読むように楽しく学ぶことができます。
この本を手に取って、ご自身の体と心の声に耳を傾けてみてください。そして、季節の食材が持つ力を借りて、毎日の食卓に小さな癒しと喜びを見つけてほしいと願っています。自分を慈しむ時間は、きっとあなたの毎日を、そして人生そのものを、より豊かなものにしてくれるはずです。
引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001093.000072639.html
