流浪の月

本紹介

社会の「正しさ」の外側で——凪良ゆう『流浪の月』が問いかけること

本屋大賞2020年受賞。この事実だけで充分手に取る理由になるが、凪良ゆうの『流浪の月』は、受賞作という肩書きをはるかに超えた問いを投げかけてくる。読み終えたあとに最初に浮かんだのは、「この物語は、誰かの本当のことを、初めてきちんと書いた作品...
お気に入りの本たち

「流浪の月」凪良ゆう ─ 世界があなたにどんなラベルを貼っても、あなたの中の事実は消えない

2020年の本屋大賞を受賞した凪良ゆうの『流浪の月』を、いまこのタイミングであなたに届けたい。 受賞から5年が経ったいまも、この物語は少しも色褪せていない。むしろ、読まれるべき必然性を増し続けているとさえ感じる。社会がますます「わかりやすい...
お気に入りの本たち

直木賞発表の夜に読む5冊——本屋のこのこが選ぶ現代小説・エッセイ

今日、7月15日は直木賞の発表日です。毎年この日、書店の棚が少しだけ違って見える。普段は本を読まない人も「そういえば……」と思い出したように手を伸ばす。文学にとって特別な夜のひとつです。本屋のこのこは、小説とエッセイだけを扱う小さな本屋です...