日常

お気に入りの本たち

くどうれいん『桃を煮るひと』——日常のなかに宝石を見つけるエッセイ集【書評】

くどうれいんの文章は、読んでいるとふと静かな気持ちになる。詩人として、小説家として活躍する彼女の、初めてのエッセイ集が『桃を煮るひと』だ。ミシマ社から2020年に刊行され、静かな話題を呼んだ一冊。日常のなかに宝石を見つける岩手での暮らし、台...
本紹介

「桃を煮るひと」くどうれいん──日常のひだに宿る、言葉の力

本棚に一冊、くどうれいんを置いておきたい。 詩人・小説家として知られるくどうれいんの初エッセイ集『桃を煮るひと』(ミシマ社)は、日常のひだに宿る言葉を丁寧に拾い上げた一冊です。大手ではなく、独立系出版社ミシマ社から出ているこの本は、手に取っ...
お気に入りの本たち

日常に潜む小さな奇跡——くどうれいん『桃を煮るひと』が教えてくれること

「桃を煮るひと」というタイトルを見たとき、何を想像しましたか? 台所で、大きな鍋を前に、桃をぽとりと湯の中に落とす。湯気が立ち上り、甘い香りが部屋に漂う。そんな、ありふれた、しかし何か特別な時間の断片が浮かびませんか? くどうれいんのエッセ...
お気に入りの本たち

くどうれいん『桃を煮るひと』——台所から始まる、やさしい世界の発見

台所に立って、桃を煮る。ただそれだけのことが、どうしてこんなに特別なことのように思えるのだろう。 くどうれいんのエッセイ集『桃を煮るひと』を読み終えて、しばらくそのことを考えた。料理でも、手紙でも、散歩でも——誰かのために、あるいは自分のた...