株式会社小学館文化事業局と株式会社小学館パブリッシング・サービスが事務局を務める「御書印プロジェクト」が、2025年3月1日(土)に5周年を迎えました。このプロジェクトは、全国の書店を巡り、各店オリジナルの「御書印」を集めることで、書店と読者を結ぶ取り組みとして注目されています。
御書印とは?
「御書印」とは、各書店が用意したオリジナルの印章を指し、訪問者は「御書印ください」と依頼することで、書店のオリジナル印を含む3つの印を押印してもらえます。さらに、訪問日の日付と、書店員が選んだ本の一節などのフレーズが記入されます。御書印の料金は1回300円です。各書店が選ぶフレーズやオリジナル印には個性があり、それを楽しみに書店巡りをする人も多いようです。
参加書店の拡大
2020年に46店でスタートした御書印プロジェクトは、2024年7月に目標としていた500書店に到達し、2025年3月10日には新たに27店が加わり、合計564店となります。一方で、これまでに62店が閉店などの理由で御書印の押印を終了しています。今後も新規参加店の募集を継続し、プロジェクトの拡大を目指しています。
イベントとフェアの開催
読書の秋に行われるキャンペーン「BOOK MEETS NEXT 2024」に初参加し、神保町の13書店で「銀色」の特別バージョンの御書印を提供しました。また、4回目となる「御書印フェア」は、87の参加店の推薦本を集め、3月12日から4月中旬まで銀座 蔦屋書店で開催され、その後全国の書店でも展開されます。このフェアは、書店同士の連携を深め、御書印の魅力を広める場として好評を博しています。
巡了者の声
50書店以上の御書印を集めた「巡了者」からは、「行動範囲が広がり、本との出会いも増えた」「全ての都道府県を巡り、3年かかったが充実していた」といった声が寄せられています。中には12回以上巡了を達成した熱心な参加者もおり、プロジェクトの魅力と影響力の大きさが伺えます。
御書印プロジェクトは、書店と読者を結ぶ新しい形として、その輪を広げ続けています。今後も新たな出会いと発見を提供し、多くの人々に読書の楽しさを伝えていくことでしょう。
本記事は、株式会社小学館のプレスリリースをもとに作成しました。
参照記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003061.000013640.html