桜木紫乃は北海道・釧路出身の作家。『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞し、2020年には波瑠主演で映画化もされた。この記事では書店員の視点で、桜木紫乃の代表作を「どれから読むか」で整理する。
まず1冊だけ読むなら:『ホテルローヤル』──直木賞×映画化のW実績
ホテルローヤル(集英社文庫)は2013年刊。かつてラブホテルだった建物を軸に、そこに関わった人々の人生を連作短編で描く。第149回直木賞を受賞し、2020年11月13日には波瑠主演・武正晴監督・松山ケンイチ共演で映画化された、桜木紫乃の入門作にして代表作。
2冊目:『起終点駅(ターミナル)』──佐藤浩市が日本アカデミー賞受賞
起終点駅(小学館文庫)は、釧路を舞台にした人間ドラマ。映画化では佐藤浩市が主演を務め、本田翼と初共演。この役で佐藤浩市は第39回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞・第40回報知映画賞主演男優賞を受賞した。北海道の情景描写が際立つ一冊。
3冊目:『家族じまい』──第15回中央公論文芸賞受賞
家族じまい(集英社文庫)は、老いた親と4人の娘たちそれぞれの視点から「家族を手放す」ことを描いた連作小説。第15回中央公論文芸賞を受賞した、近年の代表作の一つ。
読む順番まとめ
桜木紫乃作品は北海道の風土と人間の情念を描く筆致が特徴。まずは映画化もされた直木賞受賞作『ホテルローヤル』から読んでみてほしい。
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