お気に入りの本たち 言葉と書物の間で生きる——小津夜景『書庫に水鳥がいなかった日のこと』 このタイトルに出会ったとき、しばらくそこで立ち止まってしまった。「書庫に水鳥がいなかった日のこと」——なんと不思議な響きだろう。書庫に水鳥がいる、という前提がまず奇妙だ。そして、その鳥が「いなかった日」のことをわざわざ書く、という視点の妙。... お気に入りの本たち本紹介